いろいろとり立たされていますが、実の所オーストラリア市民の人々はこれといって気にしてはいません。ケアンズにも鯨を見に行こうツアーがあります。だからといって鯨を守れ!なんて抗議行動は過去に例がないですし、たまに冗談として茶化されるくらいで、めったに話にも上らないくらいです。
海犬たちに至っては、捕鯨調査妨害のためにオーストラリアの港を使ったり、彼らを救助するために何百万ドルという国税が使われることに疑問の声が。
では、なぜオーストラリア政府は執拗に日本政府に抗議するのか?
ま、第3局の政党であるグリーン党やら色々な国内の政治的な争いもあるのですが(たいがい過激なコメントをするのは野党側の人間です)、1番の問題は南極海の領有権です。南極大陸がそうであるように、今のところ南極海はどこの国のものでもないんですね。その海で調査捕鯨をする日本を抗議することで、オーストラリアは南極海の領有権を主張しているわけです。こら、うちの海で勝手に何をしているんだ、と。オーストラリアってでっかい大陸のイメージですが、意外とあちらこちらに小さな島々を領有しています。インド洋のど真ん中とか・・・漁業が盛んなわけでもないのですが、いがいと海底から天然ガスが見つかっていまして、そういう天然資源で国が豊かになっています。皮肉なのは、主だった天然ガスの輸出先が日本なんですけど・・・
ですが、オーストラリア政府は前政権がもう公式にハーグ国際裁判所に日本の調査捕鯨を違法と提出をしていまして、どこかの途上国と違って、日本政府もこれに応じました。その結審が今年の終わりから来年あたりにでる、ということなので注目してみていきたいですね。
ちなみにこれはこちらの新聞のサイトで公開された海犬の公式ビデオです。ええと、彼らが給油をしていたところに、日本の捕鯨船が突っ込んできた、なんてひどいやつらなんだ、ということですが・・・
http://video.heraldsun.com.au/2337064325/Whale-ship-ramming
どう見ても彼らが捕鯨船の進路を邪魔しているだけだとしか・・・
日新丸のみなさん、今年はニュージーランド沖だそうですがどうかご無事で
とても魅力的な記事でした!!
返信削除また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
初コメント、ありがとうございます。ちょっと最近更新が遅れていますけど、がんばりますので、末長く見守ってください!
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