2013年4月13日土曜日

ケアンズ三昧らしいことをしてみよう!

と、いうわけで今日はまたビーチに行ってまいりました!
 

とは言っても、今回は違う場所へ。個人的なお気に入りのトリニティビーチです。
かなり前にパームコーブという所の紹介をしましたが、今回のトリニティーはケアンズから向かってそのパームコーブの手前。時間的には来るまで20分北ですな。
パームコーブが観光客用にかなり発展しているのに対して、このトリニティービーチはそれほどでもないのですが、レストラン、ホテルと一通りそろっています。

 
見えるかな?ビーチにすぐそばにあるホテルなんですが・・・
 

はい、この通り、パームコーブから見えるダブル島も視界にはいる少し小さめですが、きれいなビーチですね。
 
ワニさん注意の看板がでかでかと・・・ちなみに、ケアンズには町のあちらこちらに看板がありまして、たまーに発見、保護されます。
 


ビーチはブイで囲んである小さな一角だけが遊泳可、となっておりまして、その外で遊ぶ人は、クラゲなどの野生動物に要注意です。

ちなみにここにはビーチのすぐ横に子供が遊べる公園があるので便利。


こんな感じでうちの愛娘も大満足!


あまりのうれしさにダッシュしてみたり、


武藤敬司ばりのポーズを決めて見せたり・・・


いや、楽しい一日でした

2013年4月11日木曜日

静岡ダービー間近!

とりあえずデスゴールに怯えなくて済む、というのはありがたい。今年は本気でありえたからなぁ・・・ありがとうレッズ、そしてまたさようなら!

さあ、どうにも攻撃陣の調子がいまいち上がらないエスパルスですが、ここで朗報が。

なんと、ゴトビ体制になってからこの第6節、負けたことがありません!

そして、一度大敗した相手に2度続けてやられたこともありません!

もう失うものなど何もない、いけ!エスパルス!

女子プロレスとガイアジャパン(GAEA JAPAN)の残影 その5

小生しばらくオーストラリアサッカーにかまけておりまして、ガイアジャパンのことをすっかり忘れておりました。

それではガイアジャパン(日本サッカー代表の愛称のようですな)を語るにおいて、長与千種選手の次に来るのはやはりこの人しかない、などと勝手に想像いたすですが、いかがでしょう?

里村芽衣子


今や女子プロレス界の重鎮、もしくは東北の雄として一定の評価を持ち、すっかり落ち着いてしまった感のある彼女ですが、個人的にはもっと高みを目指してほしいものです。

デビューは1994年。まさにガイアジャパン旗揚げ戦ですな。相手は終生のライバルにはなりきれてはいないけども、今はOZアカデミーでがんばっている、加藤園子(おお、一発で変換できた!)。新人同士でのデビュー戦、という、女子プロ界において当時では珍しかった組み合わせ。

いや、見ごたえありました。1年ほどかけて長与千種にみっちり鍛え抜かれた基礎に加え、そのガムシャラさは見ていて気持ちが良かったものですな。

157cmという、どちらかと言えば小柄な部類にはいる彼女ですが、相手が誰だろうと気合を入れて立ち向かい、フォールに入られてもキックアウトでなくブリッジで返す、という根性の入りよう。試合を見ていると、いつの間にか見ているこちらの握りこぶしが握られている、という魅せ具合。

あと10cm、いや5cm身長があったのなら、おそらく女子プロ界に伝説として残っていたであろう彼女は、新人としては異例、デビル雅巳、ダイナマイト関西、アジャコングなど、そうそうたる面子を必殺、デスバレー・ボム(男子では新日の大岩選手が使い手として知られていましたが、彼は4代目。本家本元はは女子の技です。里村選手は3代目の使い手ですね)で撃破していくのですが、こうしたヘビー級の選手との対戦が祟ったのでしょうか、腰をやってしまいます。当時のアジャコングは長与千種と戦いたい、との一心でガイアジャパンに参戦してきたらしいのですが、この里村選手につっかけられて寄り道を。そうしたらなんと、面白かったそうですよ。本気で戦える相手がもう一人見つかった、と。あの100キロ近いアジャコングを投げましたからね、小さな里村選手が・・・長与千種選手から後継者、とまで名指しされるほどですから、その実力は折り紙つき。

そうそう、アジャコング、と言えばまぁ、世間でも知られているでしょう。長いですし、あと風貌ですから・・・その試合っぷりは、どちらかと言えばリンチに近くて、100%出し切っている姿をお目にかかるのは早々ない。それでもコメディタッチから男女混合マッチまでこなせて、口も達者とくる、まさにプロフェッショナルですな。でも、彼女が100%,いや120%だすまで追い込まれる試合が見てみたい・・・里村選手の腰が悪くなければなぁ・・・

ガイアジャパンの解散の後、仙台女子プロレス、というみちのくプロの女子部を旗揚げしてがんばっているのですが、この腰の負傷が尾を引いているのか、投げ技はあまり使わなくなり、グランド主体のレスリングで今もなお見せてくれていますが、さきほど申したとおり、身長があと5cmあって腰を怪我しなければどこまで行ったんだろう、という思いが捨て切れません。そう言えば、新人の頃多用していた飛びつき腕ひしぎも最近見ないなぁ・・・女子プロレス界においては屈指のレスリング技術を誇る’彼女は、大抵の選手にグランドのテクニックで劣ることはないのですが、一度みちのくのMEN’Sテイオーとタッグで対戦したときにそのグラウンドでコテンパンにされたのはショックでした。男子相手でもやると思ったんだけど・・

しかし!投げたり、跳んだり、という見た目からに派手な動きがなくても魅せることができるのがこの里村選手の真骨頂!そのたたずまい、眼力、ゆったりとした動きから始まるレスリングテクニック、微妙な間合いの取り方、日本プロレス界の重鎮レフェリー、和田京平をして”一度裁いてみたい”とまで言わしめた彼女の試合、彼女が現役のうちに一度ご覧になってください!

2013年4月1日月曜日

がんばれ、オーストラリア代表!そして黒歴史へ・・・? その6 オーストラリア代表の現在

2006年ドイツワールドカップの快挙の後、オーストラリア代表は初めて参加するアジアカップでも好成績を収め、その前途は順風満帆でした。ですが、それが新たな問題を作り出しました。世代交代の鈍化です。あまりにも当時の代表に所属していた選手のレベルが高かったため、若い世代が加わるとどうしても見劣りしてしまい、定着できませんでした。辛抱強く使っていればよかったのでしょうが、アジア、という未知の領域に対して、結果が強く求められていてオーストラリア代表にとって、若手の成長を待つ余裕などあるはずもなく、2010年ワールドカップもその予選、本選、とほぼ同じメンバーで戦っています。

そして、残念ながらAリーグの設立も代表レベルの低下に影響を及ぼしています。それまでのセミプロリーグと違い、Aリーグでは選手の平均年棒が3倍以上上がっています。以前は有望な若い選手はまずヨーロッパの2部リーグを目指してオーストラリアを出て行きました。何せ、国内ではサッカーで生活することは難しかったのですから。そしてヨーロッパで揉まれ、ステップアップしていった選手たちが代表として活躍していたのですが、現在では有望な若手はAリーグを活躍の場として選んでいます。セミプロであった以前と違い、今では選手の移籍にお金がかかります。そのせいでわざわざ2部リーグのクラブが高い移籍金を払ってオーストラリア選手を獲得するはずもなく、ヨーロッパのレベルの高いリーグでプレーできる選手が限られてしまっているのです。

それに拍車をかけるように、それまでヨーロッパでプレーしていた、全盛期を過ぎたオーストラリア選手もAリーグを主戦場として選ぶようになりました。ファンにとってはありがたいことなのですが、彼らがプレーすることによって、若い選手たちの出場機会が減ってしまいました。もちろんプロである以上、ポジションを実力で奪い返せばいいのですが、ワールドカップで英雄となったベテラン選手たちの出場は観客数にも影響を与えるので、奪おうにもクラブ側の事情でそれはかないませんでした。

現在Aリーグのクラブには最低2人のU21選手を登録しなければならない、というルールがありますが、Aリーグのレベルが最低でもアジアトップクラスにならない限り、


こんな裏事情が徘徊するグリーン&ゴールド、サッカルーズ現オーストラリア代表、見ていきましょう。

ちなみにシステムは昔からイギリス伝統の4-4-2です。

監督 2010年以降、ホルガー・オジェックです。浦和レッズの監督としておぼえていらっしゃる方も多いのでは?

オマーン戦のスタメン
GK マーク・シュウォルツァー
   もう40歳になりますか・・・代表キャップ歴代1位の105を更新中です。

DF ルーク・ウィルシャイア
   もう31際になってしまいましたか・・・プレミアのミドルズブラでデビューした後は中堅クラブを行ったり来たりで(イングランド2部のブリストルシティやオランダのトゥウェンテ)今はロシアのディナモ・モスクワでプレーしています。昔は攻撃的MFとしてキューウェル2世、などと騒がれておりましたが、悪い意味でプレーに落ち着きが出てしまいまして、今では右SBのレギュラーです。

DF ロバート・コーンスウェイト
   この人は実は英国生まれのオーストラリア育ち。オーストラリアのAリーグでデビューして今は韓国はKリーグでプレーしています。まだ27歳でその内Jリーグに来ると思います。ハードなマークが心情のCB

DF マイケル・スワイト
   ケアンズ生まれの地元の星!29歳のCBですな。元は2004年オリンピック代表で2010年ワールドカップはこの人の年、と言われていたんですが、ベテランが引退しないものだからそのあおりを食ってやっとレギュラーに定着しました。ルーマニアで一時期プレーしてましたが、代表に定着し始めてからはAリーグでプレーしております。
   
   

DF マシュー・マカイ
   オーストラリア人にしては小柄な171cmの守備的MF。武闘派として知られるクラッシャーの彼はAリーグからKリーグへそして今は中国のスーパーリーグで活躍しております。この試合では左SBとしてプレーしてましたけど、基本的には中盤の潰し屋。

MF ブレット・ホルマン
   AZアルクマールというオランダのチームで名を上げまして、今はプレミアのアストンビラですね。ま、根っからの右ウィンガータイプです。今はやや円熟期に入ったところですが、まだまだこの人を自由にしたらがんがんサイドを切り込まれます。

MF アレックス・ブロスク
   清水エスパルスファンには惜しまれているでしょう。フォワードから中盤までどこでも高いレベルでこなすテクニシャン。代表では左MFを任されていますが、試合展開でFWになったりトップ下に入ったり、監督には重宝されているでしょうね。元々はAリーグでエゴイスティックなストライカーとして知られていましたが、清水エスパルス時代にゴトビ監督の下でポリバレントな才能が開花したようです。今は中東のどこかのクラブだったような・・

MF ジェイムス・ホランド   
   ユース代表当時からその才能を買われていたゲームメーカー。二十歳前にヨーロッパに移籍し、今はオーストリアのウィーンでプレーしております。その内プレミアからも声がかかるでしょう。オーストラリア期待の星。

MF マイル・ジェディナック
   眉毛男。Aリーグの所属チームを優勝に導いた後、トルコに行き、今は英国の荒くれ集団、クリスタルパレスで最も愛される漢となりました。ポジションも同じですし、眉毛の濃いスティーブン・ジェラード、と呼んでも過言ではありません。

 
FW ロビー・クルーズ
   若手の中でも飛びぬけている快速ウィンガー。日本の岡崎慎司選手とタイプ的には似ている、オフザボールの動きが抜群です。十代の頃、お酒飲んで喧嘩する、などと素行不良が目立った彼も、今はドイツのデュッセルドルフで元清水エスパルスの大前元紀とポジション争いの真っ只中。ドイツって、また酒飲み過ぎてやらかしそう・・・期待を背負って10番です!

FW ティム・ケイヒル
   その抜群の得点力を買われて今は代表ではフォワードをやらされています。2006年当時からずっと出続けて、今は大黒柱。現在62試合出場で28得点。おそらく今予選大会で代表歴代1位の29得点を塗り替えるのでは?

控え
DF ルーカス・ニール
   前回のホームでのオマーン戦は彼の出場停止が大きかった。35歳になる彼がいないと落ち着かないディフェンスライン、というのがオーストラリアのタレント不足を物語っています。

FW アーチー・トンプソン
   その身体能力を生かした得点力はピカ一だったんですが、どうも世界を相手にブレイクすることなくズルズルと・・・気がつけば34歳になってました。Aリーグでは随一のストライカーだったんですが・・・

MF マーク・ブレシアーノ
   若いホランド君に道を譲りましたが、まだまだ健在です。

DF ジェイド・ノース
   一時期FC東京にいたんですが、覚えてる人いますかね?珍しくアボリジニーの出身です。ダイナミックな上がりが売りのいい左SBですね。まだ31歳ですが、本職ではないマカイを使うのはやはり世代交代を意識しているのでしょうか?

GK マシュー・ライアン
   Aリーグが誇る若き守護神。シュウォルツァーの後は彼だろう、と言われていますが、今まで何人もそういわれて消えていったので、どうでしょう?

DF マイケル・ズーロ
   左サイドのスペシャリストですね。2年ぐらい前にオランダのFCユトレヒトに移籍しました。その後は左ウィングで1対1に磨きをかけている、とか。オーストラリアで有名になったのはAリーグのせいではなくて、弟がテレビに出たのがきっかけ。

DF マーク・ミリガン
   JEFユナイティッド千葉でプレーしていた右SB。東北地震が怖くて今はオーストラリアに帰ってきています。一応CBと中盤の底ができる、という触れ込みですが、やっぱり右SBが本職でしょう。どちらかと言えば、守備的な、昔ながらのSBです。

MF トム・ロギッチ
   去年衝撃的なAリーグデビューをして、争奪戦の結果、今はスコットランドのセルティックでプレーする攻撃的MFというか、ほぼフォワード。20歳にしてもうガタイがいい、タイプ的にはミハイル・バラックに似てるかな?早めにオーストラリアデビューさせないとクロアチアに取られるぞ!


などなど。平均年齢にしたら30歳前後になる選手が中心です。25-29歳位くらいの日本なら代表の中核を担うはずの選手が、2006年選手のあおりを受けて全くチャンスをもらえず育ったなかったため小粒が多く、30オーバーと20代前半の選手で占められています。特にCBとGKの層が非常に薄い!攻撃は若い選手の勢いで何とかなるとは思いますが、やっぱりディフェンスの中核を担うはずの次の世代が経験をつめなかったのは痛いですね。

オーストラリアがアジアで優勝を狙える位置に来るのは、私見ですがあと5年はかかると思います。

では6月の日本対オーストラリア、楽しみにしていましょう!